付帯部塗装のポイント

 

付帯部塗装はオマケではない

雨樋などの付帯部の塗装は見落としがちです。

屋根と外壁以外の部分のことを付帯部と呼びます。
具体的には、破風、鼻隠し、軒天、軒樋、縦樋、水切り、戸袋、雨戸、ベランダを指します。

この付帯部の塗装に関しては、業者は付帯部塗装一式で見積を出すことが多いので注意が必要です。

また業者も、施主もこれらの塗装はオマケとして行うとの認識が強いです。

オマケ感覚が強いため、屋根や外壁よりも塗装のランクを落としたり、業者の作業も大雑把だったりします。

どんなに屋根や外壁が綺麗でしっかりしていても、付帯部が適当だと先に付帯部の劣化が始まり、その付帯部を塗装するのに足場を組んで塗装しなければなくなり結局は余計にコストや時間がかかってしまいます。

付帯部もオマケとしての認識は捨て、外壁や屋根と同様の視点で臨むことが重要です。

そこで付帯部の塗装に関してポイントをまとめてみました。

1.付帯部の素材や形状に合わせて塗り方や塗料を変えてもらう。

付帯部は住宅によってその素材や形状はさまざまです。
従って塗り方や使用する塗料もさまざまです。

例を挙げると水切りと破風は繋がっていますが、水切りは金属なので下塗り材には錆止め剤を使用しますが、破風はサイディングボード類なので下塗り材はシーラーを使用します。

これらの箇所は、それぞれに合わせた丁寧なケレン作業と3回の下塗りが必要です。

また美しい見た目のためにも水切りと破風の境目部分はダメ込み作業が必要です。

しかし綺麗に上塗りしてしまうと、素人施主にとってはこの工程の手抜きは見抜けません。

職人が面倒くさがって本来、使い分けるべき下塗剤を同じものを使ってしまったり、3回塗りのところを1回塗りで終わらせたりといったこともあります。

樋の部分はプラスチックですが、樋を建物に固定する樋持ち金具は金属部分なので、樋持ち金具はさび止め剤で下塗りと、本来塗り分けないといけないのですが、上から塗ってしまっては、手抜き工事が分からなくなります。

また樋持ち金具は個数も多く非常に面倒な作業のため、1回塗りで終わらせたり下手すると全く塗らないで終わらせるといったこともあります。

下からは見えにくい箇所なので手抜きされやすいです。

またルーバー状の戸袋や雨戸などは、形状からローラー塗装ではしっかりした塗装が出来ないため、通常であれば吹き付け塗装での3回塗りを行います。

しかし吹き付け塗装は、塗料量が多く、塗料の飛散防止の養生作業に時間がかかります。
時間をかけずコストを抑えたい業者はローラー塗装で強引に行ったり、1回塗りの服着け塗装で終わらせたりします。

これら手抜き作業を行われないようにするためには、見積段階で決して付帯分塗装一式といった表現で作業内容を曖昧にさせないようにしましょう。

2.見えない部分もしっかりと塗ってもらう。

付帯部分は形状から細かな部分や奥まった部分の塗装が必要になります。

鼻隠し部分などは奥まった個所や水切り部分の奥まった個所は
見えにくいので塗装を見落としがちです。

特に水切りは金属なので錆止め剤の下塗りを疎かにすると錆が発生します。

塗装の目的は見た目の美しさと、大切な家の躯体部分の腐食を防ぐためのものです。

見えない部分も必ずしっかりと錆止め剤を塗って塗装してもらうことが重要です。

このように付帯部分には塗りにくい箇所が多く、丁寧に塗装するのは時間がかかってしまいます。

仮に塗らなかったとしてもバレにくい箇所でもあります。

従って手抜きが多く行われる箇所でもあります。

時間がかかってもこだわりを持って作業する業者選びが必要です。

またそのようなこだわりを持つ業者は施工中の作業写真も嫌がらずに撮ってくれます。
施工写真を嫌がるような業者は手抜きすると思って嫌がらない業者を選択しましょう。

付帯工事は屋根や外壁同様に大切な塗装です。
付帯塗装に対しても真摯に行ってくれる業者を選択しましょう。

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