失敗しない外壁塗装 塗料は何を選ぶ?

いざ塗り替えをしようとする時にどの塗料を使うか悩みますよね。

アクリルは安いけど長持ちしない。

フッ素は長持ちするけど高い。

バランスを考えるとシリコンが良い。

ウレタンは中途半端だから選ばない方が良い.

などの情報もあったりで、更には新しい塗料も次々と開発され、何を選べば良いのか本当に悩んでしまいますよね。

そこで住宅用塗料の基本的な分類を学んでいきたいと思います。

大きく分けると住宅用塗料は
水性用油性用があります。

水性は水で希釈し、
油性用は塗料シンナーで希釈します。

更に水性には、水性用1液型水性用2液型があります。

油性用には、油性用1液型油性用2液型があります。

1液型とは、そのまま塗料として機能するもので
2液型とは、AとBを混ぜ合わせて初めて機能します。

耐候性が低いものから高いものに並べると

水性1液型<油性1型<水性2液型<油性2液型

となります。

価格は耐候性が高いものが価格も高くなります。

塗料は塗膜を形成し、壁や屋根に密着させます。

塗装は有機樹脂を加えることで密着性を出します。

この結城樹脂の種類は
アクリル樹脂
ウレタン樹脂
シリコン樹脂
フッ素樹脂
があり、この加えられた有機樹脂の種類によって
アクリル塗料
ウレタン塗料
シリコン塗料
フッ素塗料
などと呼ばれます。

加えられる材料の耐候性の低い方から高い方に並べると

アクリル<ウレタン<シリコン<フッ素
となります。

従って油性2液型のフッ素塗料がこの中では耐候性が優れていると言えます。

しかし、塗料は日々開発されており、最近では
無機系塗料が開発されています。

無機物とは、石や粘土を焼き上げた陶器などの鉱物類のことです。

太陽の下に水性絵具や油絵絵具で描いた絵を放置するとボロボロになります。
しかし、石や陶器を放置しても多少色落ちする程度でボロボロにはなりません。

有機物は紫外線に弱く
無機物は紫外線に強いからです。

無機物で塗料を作れば半永久に持つのではという発想が生まれました。
しかし、無機物だけでは、硬すぎて、壁や屋根に密着させることが出来ません。

そこで有機物であるシリコン樹脂やフッ素樹脂に無機物を混ぜた塗料が誕生したのです。
これが、無機ハイブリット塗料やセラミック樹脂塗料と呼ばれる無機系塗料
有機物であるシリコン樹脂やフッ素樹脂に無機物を混ぜた塗料が誕生しました。

これにより耐候年数はあがったのですが、あくまでも有機物であるシリコン樹脂やフッ素樹脂に無機物を一定の割合で混ぜただけなので、半永久にもつということはありません。

なので、半永久に持ちますよとか、30年以上持ちますよと謳っているのは誇大広告でそのような業者は要注意です。

また混ぜる無機物の割合に明確な基準がないので、実際にどのくらいの割合で混ぜるのかを事前に確認することが必要です。

ラジカル塗料
塗膜が紫外線を受けると塗膜を破壊するラジカルとい原子や分子が発生します。
このラジカルの発生を抑えるためにハルスと呼ばれる光安定剤を混ぜ合わせた塗料をラジカル塗料と言います。
この光安定剤ハルスもアクリル樹脂やシリコン樹脂に混ぜて使用します。

今後期待される塗料なのですが、最近発売されたばかりなので施工後10年経過した物件がないので、実際のところどうなのかは検証がされていなため期待はしつつも注意が必要です。

こうやって見ると塗料と言っても様々あり、素人が簡単に判断できるものではないですが、分からないからと言って業者が売りたいだけの塗料を盲目的に選ぶのも避けたいですよね。

そこで素人でも選べる塗装選びのポイントをまとめてみました。

1.塗装の目的を決めて塗装店にはっきり伝える。

あなたが、頻繁に塗り替えて色替えを楽しみたいのであれば、水性塗料や
1液型塗料でも十分です。

逆にあなたが、1回の塗装工事で出来るだけ長持ちさせたいと思うのであれば無機物添加の油性2液型のフッ素系塗料などが良いでしょう。

あなたの家族にアレルギー体質のお子さんがいる場合は、自然塗料。
夏を快適に過ごしたなら、遮熱性塗料。
防火性を高めたいなら防火性塗料といったかんじでた感じで
あなたの要望を伝えることが重要で、またその要望を真摯に聞いてくれて取り入れてくれる業者を選ぶのがポイントです。

値段の安い塗料や、水性と比べて塗りにくく保管の難しい油性塗料を
嫌がる業者もいます。

2液型塗料は、一定の時間内に使用しなければいけないので、急な雨で作業が出来なくなった場合は塗料を破棄しなければならないので使うのを嫌がる業者が多いです。

誠実な塗装店なら、要望に向き合ってくれるのでそのような業者を選ぶのが大事です。
逆に特定の塗料ばかりを推してくる場合は、他の塗装業からも話を聞くなどしてみてください。

2.塗装店が設定する保証期間を確認する。

塗料には耐候年数が設定されていますが、これはあくまでも実験データをもとに設定された目安です。

環境や施工者の力量で耐候年数は大きく変わります。
塗料メーカーの保証もほとんど期待できません。
なので塗装店で設定している保証期間の長さを必ず確認しましょう。

また保証は期間だけではなく、どういった場合が対象となるのか
その保証する内容も確認しましょう。
正直、営業トークで契約したいばかりに、口約束で保証内容を言ってくる業者も多いです。
また、そもそもその塗装業者が倒産や廃業してしまったら元も子もありません。
見極めとしては
①保証期間の長さより社歴の方が長い塗装店
②不誠実な対応ととると成り立たない地元密着型塗装店
③将来万一の場合、保証工事をしてもらうのにその工事店の職人が年配者ばかりだと不安です。若い職人が多い塗装店
これらの条件を満たす塗装店を選ぶと安心です。

3.正しく塗料を使ってくれるかを確認する。
どんな高性能塗料も使い方や塗り方を間違えるとすぐに劣化が始まります。
塗料には希釈率と言って、水性塗料なら水、油性塗料なら塗料シンナーで薄める一定の割合が決まっています。
しかし、この希釈率通りにやらず、規定量より多い水や塗料シンナーで薄めて文字通り水増しして使う塗装業者がいます。

材料費を抑えるだけでなく塗料をシャバシャバ状にした方が塗りやすく施工速度も速くなるので意図的に薄めて使用するのです。
より安い材料費で工期も早くすることでコストを抑えようとする
手抜き業者が使う常套手段です。

では、このような手段を見抜くにはどうすればよいのかというと、

見積の時点で塗る面積や塗る回数に合わせて、どれくらいの塗料量が必要なのかを明確に提示してもらいましょう。
見積書に塗料一式などといい加減な記載の場合は要注意です。

いい加減な塗装店では目分量で塗料を希釈します。
電子量りなどを使って厳密に希釈してもらうようにしましょう。
また塗料を混ぜ合わせる時も手で混ぜるのではなく、撹拌機を使用してもらいましょう。

ちゃんとした塗装店の職人であれば、希釈率を厳密に守り、撹拌機で調合してくれます。

どんな塗料が適しているかは、素人では判断がつきにくいです。

信頼できる塗装店をみつけて、丁寧に提案してもらうことが最善の解決策です。

その塗料を使った実績数が多ければより安心です。

施工に自信がある塗装店は、その塗料を使って塗装した実際の家を見せてくれるのでお願いしるのも手です。

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